「ザ・クリエイター/創造者」感想

(C)2023 20th Century Studios Movie-映画🍿
(C)2023 20th Century Studios

長い、長いけど深い。人工知能VS人類の現実味のある近未来のお話。
ファミリー向けでも恋人同士向きでもないですが、SF好きなら観るべき作品。

あらすじ

近未来、人工知能(AI)が発達しロサンゼルスで核爆発が起こってしまった。
人工知能を撲滅しようとする人類だが、高度なAIを殺すため特殊部隊のジョシュアはスパイとして人工知能の軍に潜入していた。不運なことに妻に正体がバレ、妻は亡くなってしまう。

数年後、ジョシュアは敵の基地に入り、人工知能の少女と会う。
その少女が実は人類最大の敵だった。

キャスト(俳優:声優)

感想(ネタバレ有り)

最初の映像がすごい。
まるで過去のような古臭い映像だけど、AIロボットたちがまるで70〜90年代にいたような映像で登場します。そして核爆発の映像。全部本当にあったかの様な映像で少し怖いです。

監督はスターウォーズシリーズの「ローグ・ワン」のギャレス・エドワーズ監督です。
「ローグ・ワン」切なかったですけど凄く良かったですよね〜。
自論ですが、脚本と監督を一緒にやる監督には信用があります。

主人公のジョシュアは、あの「TENET」で主役を張った、ジョージワシントンの息子さん。
TENET大好きなので観に行った感もあります。
そして人工知能の少女、アルフィーちゃん。頭がモロに人工知能丸出しなので、途中で帽子で隠します。その姿が何ともかわいい。でもずっとAIっぽいんです。感情がまるでないような。でも最後のジョシュアの名前を呼ぶ姿はそれこそ人間のようでした。天才子役こわい!

我らがハリウッド日本俳優の渡辺謙さんも居ます。字幕版では渡辺謙さんが日本語で喋っているシーンもありますが、吹替版では全て声優の森川さんが吹き替えているのでなんか変な感じでした。

映画としては・・・とにかく長い。
山場が3つくらいあっていつ終わるのかと、途中で少し飽きてきました。
元は小説らしいので、内容が深いのはわかるのですが、映画にするなら端折るか二部作にした方が良かったのでは・・・と思うほどに長く感じました。

戦闘シーンは迫力があるし、やっぱり規模がすごい。マシンも兵器も近未来的でかっこいい。でも実物感があるというか、武器なんかもちゃんと錆や汚れが実際に使っていそうな感じなのが良かったです。

途中で「うわっ」と思ったのが、「特攻ロボ」。
まるで日本の特攻隊のような・・・捨て身で敵の陣地に走っていき、敵の陣地で自爆。
戦争って本当変わらないんだな、と感じました。

最後は、少女の力を使って「ノマド」という全人工知能を抹殺する恐ろしいミサイル搭載の、「デス・スター」(byスターウォーズ)みたいなマシンがありまして、それを壊しにいくのですが、少女が1人で行っても良かったんじゃないかって位に少女の無双状態で楽しかったです。

ジョシュアは、最後幸せな瞬間を迎えられてましたね。いい結末でした。

途中で流れる音楽がカントリーだったりレトロな曲が多かったのが、印象的です。
未来なのに、未来に思えない短な出来事のように感じました。

まとめ

4:★★★★⭐︎

長い、長いけど深い。人工知能VS人類の現実味のある近未来のお話。
ファミリー向けでも恋人同士向きでもないですが、SF好きなら観るべき作品でした。

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